


『流星の絆』(りゅうせいのきずな)は、東野圭吾の推理小説。『週刊現代』に2006年9月16日号から2007年9月15日号まで連載され、2008年3月5日に講談社より単行本が刊行された。2011年4月15日には講談社文庫版が発売された。2008年10月期にTBS系でテレビドラマ化された。



幼少時、両親を惨殺されるという過酷な運命を背負った三兄妹が詐欺を働きながら、時効が迫る14年後に真犯人を追い詰める復讐劇である。犯人の推理を軸に、復讐、コンゲーム、禁じられた恋などの要素が描かれた作品で、東野本人は、本作品の制作を苦痛に感ぜず、特にラストは自分ではなく登場人物が書かせた、と各種インタビューで語っている。2008年、第43回書店新風賞受賞。



■発行部数□
刊行当時に発行部数が作者最速のペースで25万部を超えたと報じられ、後にテレビドラマ化の影響でロングセラーとなり、オリコンチャートの推計では売り上げ部数約48万部、総合部門11位、文芸部門で2位となる。2009年現在の発行部数は約65万部である。2009年1月20日、「2009年本屋大賞」の10作品に、東野作品としては『容疑者Xの献身』以来2作品目としてノミネートされて第9位となる。



●スタッフ○
脚本 - 宮藤官九郎
音楽 - 河野伸
主題歌 - 嵐「Beautiful days」(ジェイ・ストーム)
挿入歌 - 中島美嘉「ORION」(ソニー・ミュージックアソシエイテッドレコーズ)
プロデューサー - 那須田淳、磯山晶
演出 - 金子文紀、石井康晴
制作 - TBSテレビ
製作著作 - TBS



